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視覚認識研究から見た位置づけ

視覚認識研究の歴史を振り返ってみると次のようになる(図3)。 1970年代:ディジタル画像処理(画像 tex2html_wrap_inline593 画像への変換)、 1980年代:コンピュータビジョン(2D画像 tex2html_wrap_inline593 3Dシーンへの変換)、 そして、1990年代になり、次の2つの流れが生じた。
アクティブビジョン:視覚と行動の統合
イメージメディア:画像の認識と生成の統合[1]

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Figure 3: 視覚認識研究の展開

本研究でいう分散協調視覚は、ネットワークで結ばれた多数の観測ステーショ ンや視覚機能を備えた移動ロボット間の協調により、
1.アクティブビジョンの柔軟性、頑健性の向上
および
2.イメージメディア世界の実現
の共通基盤となる分散型視覚情報処理システムを実現しようとするもので、 21世紀に向けての新たなビジョンシステムの展望を開くものであると考えている。