発表論文など


発表論文リスト(97年度報告書)


1997年1月のCVIM研究会予稿資料

題名:分散協調視覚プロジェクト
−分散協調視覚研究、システム開発の概要−
著者:○松山隆司(京大)、浅田稔(阪大)、美濃導彦(京大)、和田俊和(岡山大)
概要:筆者らが中心となり、本年度より5年間の計画で開始した分散協調視覚に関す
る研究プロジェクトについて、その背景、目的を述べたのち、具体的な研究課
題とこれまでに得られた結果を示す。
題名:多重フォーカス画像を用いた実時間3次元距離計測
−分散協調視覚システムのための多機能高精度センサの開発−
著者:○竹村 岳、松山 隆司 ( 京大 )
概要:先に筆者らが提案した、多重フォーカス画像(異なった複数のフォ
ーカスで同一シーンを撮影した多重画像)から対象までの3次元距離
を計算する原理に基づき、実時間で高精度な距離計測を行うアルゴリ
ズムおよびそのためのカメラシステムについて述べる。
題目:選択的的注視に基づく動作識別
−分散協調視覚システムにおける対象の動作認識法−
著者:○和田 俊和、加藤 丈和(岡山大)
概要:画像を用いた自動監視タスクにおける動作認識問題では、画像中に現れ
る認識対象の数が不定であり、且つ、動作開始時刻、終了時刻が未知で
ある、という特殊性があるため、観測された動画像を時間的・空間的に
分割して扱わなければならない。本報告では、背景差分によって得られ
る変化領域の情報を利用し、特定の動作クラスに固有の画像上の変化領
域が現れる場所(注目領域)の時系列を学習し、注目領域内部で変化領
域が検出できたか否かに基づいて、注目領域を動的に更新しながら複数
の動作を同時に認識する手法を提案する。
題目:マルチエージェント環境における部分空間同定法を用いた
エージェントの判別と行動理解
−分散協調視覚システムにおける対象の行動理解法−
著者:○内部 英治,浅田 稔,細田 耕(阪大)
概要:自分以外のエージェントが存在する環境で,学習エージェントが
目的行動を獲得するためには,視覚を通じて環境の変化を予測できる
状態空間を成する必要がある.本論文では,部分空間同定法を用いて,
静止,受動,能動エージェントの識別と,それらの行動を理解する
手法を提案し,獲得された結果に強化学習を適用した結果を示す.

2000年3月のCVIM研究会特別セッション「分散協調視覚」

題名:分散協調視覚
−研究成果と今後の展望−
著者:松山隆司(京大)
題名:ダイナミックメモリを用いた実時間対象追跡
著者:○富山忠文、松山 隆司 ( 京大 )
題目:能動視覚エージェント群による複数対象の協調的追跡
著者:○長尾 卓、松山 隆司(京大)
題目:PCクラスタを用いた身体動作の実時間3次元映像化
著者:○ウ 小軍,東海 彰吾,和田 俊和,松山 隆司(京大)
題目:イベント駆動型カメラワークによる動的シーンの効果的映像化
著者:○田中 彰,東海 彰吾,松山 隆司(京大)
題目:状況理解に基づく遠隔講義のための実時間映像化手法
著者:○亀田 能成,石塚 健太郎,美濃 導彦(京大)
題目:行動獲得過程における視覚情報の自律的構造化:分節と統合
著者:○浅田 稔,内部 英治,細田 耕,鈴木 昭二(阪大)

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