分散協調視覚研究の特徴
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本プロジェクトで考えている分散協調視覚システムに対する
最も基本的な要求仕様として、
「実世界で有効に機能することが」がある。
これは、複雑で、雑音、歪み、情報の誤りや欠落が起るという、
我々人間が暮している「実世界」そのものを対象として
視覚情報処理の問題を考えることを意味する。
この様な考えに基づき、基本的な特性として、
1)実時間性、
2)頑健性、
3)柔軟性
の3つのものを取り上げて、実現を目指している。
ビデオレートでの画像・映像の認識・生成処理、超高速ネットワーク、
並列・分散ソフトウェアの開発を行う。
多角的情報の統合による対雑音性、信頼性の向上および、有用情報の獲得、
分散協調処理によるfail-safe、smooth-degradation機能の実現を目指す。
分散協調処理による実世界の多様な状況への柔軟な対応を考える。
分散協調処理システムでは、各エージェントが独自に状態や制御フローを持ち、
それらの相互作用の結果として創発される全体システムとしての状態数、
制御フローの分岐数は、組み合わせ的に増大し、
実世界の多様な状況に十分対応出来ると考えられる。
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