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おわりに

本報告では、日本学術振興会未来開拓学術研究推進事業の一環として1996 年から5年間の計画で進めている分散協調視覚プロジェクトの概要を述べた。 本プロジェクトには、著者のほか、池内克史(東大)、谷口倫一郎(九大)、 吉田紀彦(九大)、尺長 健(岡大)および各研究室のメンバが参加している。

本プロジェクトでは、ほぼ毎月研究会を開催しメンバ間での研究討論、検討を 重ねており、その成果はCVIM研究会およびプロジェクトのホームページ (http://vision.kuee.kyoto-u.ac.jp/CDVPRJ/)を通じて公表する予定である。 また、今後公開の研究会や国際シンポジウムなどの開催も計画している。さら に、本プロジェクトでは、成果として得られたハードウェア、ソフトウェアを 企業と共同して実用化することも検討している。これらに関する情報は適宜ホー ムページを参照して頂きたい。

我々は、本稿で述べた分散協調視覚の考え方やそこで開発されるハードウェア、 ソフトウェアは、21世紀の社会を築く上で大きな役割を果たすものと考えて おり、精力的な研究を進める計画である。