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研究紹介

装着型視覚センサを用いたアクティブな注視対象抽出

背景

現在のシステム

人の命令によって、初めて動作するシステム
人の命令によって、初めて動作するシステム

矢印

将来のシステム

人の意図・興味を理解して、自動的に動作するシステムの構築

  • 情報の記録
  • 検索
  • 必要な情報の提示
  • 動作の提案

人間が感じている世界をシステムに取り組む装置

  • 人の位置・動作の認識
  • 人の興味の持った物体の位置・形状の認識

矢印

    人の意図・興味の理解

3次元注視点の抽出

人の興味のある対象はどこであるか?⇒視線情報を用い、人が注視している3次元位置を抽出

  • 人の視野に対応して、広い範囲で測定
  • 特に注目されている対象の詳細な情報を得る

矢印  ←アクティブカメラ制御

  • 人の視線が定まっていない場合
    視線に追従してカメラを回転させることにより、広範囲の画像を取得

  • 人の視線が同一方向に留まっている場合
    得られた注視点の位置を元に、人の興味を持つ対象を拡大して撮影

5.3次元注視点の抽出法

3次元注視点の抽出法3次元空間中の視線直線をステレオ画像を用いて探索することにより、人の注視点の3次元位置を得る。

  1. 注視点は視線直線と注視対象との交点である。
  2. 視線直線上の点に対応する左右画像の点付近では、注視点においては同一のものが写り、その他の点では異なるものが写る。
  3. 左右画像上の候補となる視線直線上の点の類似度を比べることにより、最も類似度の高いものを注視点とし抽出する。


参考文献

  • PDF装着型視覚センサを用いた対象の3 次元形状計測
    築澤宗太郎,杉本晃宏,松山隆司, 情報処理学会研究会資料, CVIM-, 2002.5
  • PDF装着型能動視覚センサを用いた人物の運動推定
    杉本晃宏, 長友渉, 松山隆司, 画像の認識・理解シンポジウムMIRU2002, Vol.1, pp.215-222, 2002.8
  • PDF装着型能動視覚センサを用いた3次元注視点の抽出
    戸田真人,鷲見和彦,松山隆司, 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会,2B4-6, 2003.12
  • PDF装着型視覚センサを用いた手持ち物体の3次元ディジタル化
    築澤宗太郎,鷲見和彦,松山隆司, 情報処理学会研究会資料,CVIM143-4, 2004.3
  • PDFActive Wearable Vision Sensor---Detecting Person's Blink Points and Estimating Human Motion Trajectory
    A. Sugimoto and T. Matsuyama, Proc. of IEEE/ASME International Conference on Advanced Intelligent Mechatronics (AIM2003), pp. 539--545, 2003
  • PDF3D Digitization of a Hand-Held Object with a Wearable Vision Sensor
    Sotaro Tsukizawa, Kazuhiko Sumi, Takashi Matsuyama, ECCV Workshop on HCI, Prague, Czech Republic, pp.129-141, May 2004
  • PDFActive Wearable Vision Sensor: Recognition of Human Activities and Environments
    K. Sumi, A. Sugimoto, and T. Matsuyama, Proc. of nternational Conference on Informatics Research for Development of Knowledge Society Infrastructure, pp.15-22, Kyoto, 2004.3
  • PDFUbiquitous and Wearable Vision Systems
    T.Matsuyama, Dagstuhl Seminar on Theoretical Computer Vision, 2004.6.14-18