観測ステーション群による移動対象の協調的監視・誘導方式の考案

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実世界の状況は非常に多様であり、観測ステーション群による移動対象の協調 的監視・誘導のための一般的方法を一気に考えるのはむずかしい。そのため、 本研究では、以下のような部分問題を設定し、基本問題から一般的な複雑な問 題へと順次解決法を考える。
  1. 単一観測ステーションによる単一移動対象の追跡
  2. 観測ステーション間のコミュニケーションのための共通的情報表現基盤の確立
  3. 複数の観測ステーションによる単一移動対象の共同注視
  4. 複数の観測ステーションによる複数の移動対象の追跡
  5. 視野に重なりを持たない観測ステーション群による広域監視
なお、ここで考える移動対象の協調的監視(検出・追跡・認識)法は、 次に述べる「動的3次元状況の柔軟な映像 撮影・生成・表示方法の考案」のための映像撮影法にもなっ ている。さらに、観測ステーションで得られた情報とロボットなどの移動対象 が得た情報を相互に交換することにより、対象の柔軟な誘導が実現できる。こ の意味で、本研究は、本プロジェクトにおける中心的な研究課題となっている と言える。
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